ホームページ“online bird-watching”に「思いつ記」というコーナーを持っていました。以前使っていたサーバーから引越しする際、このコーナーをなくしました。今までの日記は少しずつブログに転載していくつもりでしたが、ずっとそのままにしていました。 ここにきて、アップする写真はないかとハードディスクの中を探していて、このことを思い出しました。 以下は、2004年7月に書いた日記を転載です。
まさかのコグンカン 早朝から和歌山県の東部に出かけていた。目的はアイレベルで見れるアオバズク。しかし、たいした成果もなく帰途についた。 朝食もまともに食べることなしに走りつづけたので、お腹の虫もずいぶん騒いでいた。 三重県に入ってまもなく、スーパーに立ち寄り昼食の弁当を購入する。 さっそくスーパーの駐車場で弁当を広げた。ちょうど、弁当が半分になりかけてころ、北方向から大きな鳥が飛んでくるのを確認する。 んっ? アオサギ? いやちがう。 グンカンドリ? いや、こんなところで出るはずがない。 しかし・・・・ やっぱグンカンドリだ。 運転席の相棒は車から飛び出し、カメラを構える。 自分はというと、いつでも撮影体勢に入れるようにしてあるカメラが、今日に限って、フードをたたみ、カバーまでしてある。 すぐに飛び去ってしまうだろうから、撮影は相棒に任せようと諦めた。 ところが、上空を通り過ぎた後、こちらに戻ってきそうな感じがする。 大急ぎでカメラの準備。撮影できる体勢に入った時、トビにモビングされながら、わずかに近付いてきてシャッターを切らせてくれた。 うれしい出会いであった。腹部の白斑からコグンカンと判断する。


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